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2015/11/26

スペインの旅 82 カルモナ ああ無情! 

カルモナの朝の散歩から戻って、
ホテルで食事をして、
まだ時間がある と 朝シャワーを 浴びる。

これが いけなかった。

9:40の バスには たっぷり余裕があったのが 裏目に出た。


ホテルから早足で バス停へ。
走る走る。
思ったより遠かった。
定刻か、少なくとも 9:41には バス停に着いていた。
まさかの定刻発車。

午後のバスでは コルドバ到着は夕方だ。
間に 合わない。
まさかの 定刻発車。

バルの人に聞いても、「バスは 出発した」
 と冷たく言い放つのみ。

みんな冷たい態度。

一人の男が、「もうすぐタクシーが来るから」
と教えてくれた。
しばらくすると、この町に似合わないベンツが来て、
バルへ降りてきた男は 向かった。

ベンツには、タクシーマークは ない。

少しして、戻ってきて、英語で
「タクシーに 乗りたいのか?」
と聞いてきた。

「そうだ」 と答えると、
行き先とか聞いてきた。

ひまわりを見たい、
ボクは ひまわりのスペイン語「ヒラソル GIRASOL」に 言い直した。
スペイン語でも 単語の一部に太陽が入っている。
英語もスペイン語も日本語も 語源は同じ と言うことか。
ひまわりの咲いているところを知ってるか?
と聞くと、ちょっと躊躇してから、「ああ」と 答えた。


「ところで、タクシーは どこだ?」
と聞くと、
「このベンツだ」 と答えるのだ。
タクシーサインも、タクシーメーターも ない!

本当か? といぶかしむも、
「スペインでは、この SP が付いているのは、認定された本物のタクシーだ。」
まだ疑っていると、免許のようなものを出してくる。

街中で見かけるタクシーは、タクシーサインがあるが?

「このタクシーは、距離を計算して、支払ってもらうシステムだ!」

なんとなく 怪しさが消えないまま、写真を撮った。

バスなら、9.53ユーロなのに!
すべて油断したボクが悪いのだ。
行きたいところは、コルドバだが、途中カルモナ郊外のひまわり畑も見てみたいのだ。
バスは、セビージャへ戻ることも考えられたが、
往路では ひまわり畑を見られなかった。

値段は交渉制だが、希望を伝えると、
「150ユーロ、値下げはなし、クレジットカードはダメ」 と言う。

怪しんで 悩んでいると、
「バルでコーヒー飲んでるから」 と バルへ引き返した。
彼の作戦だ!
少しすると、コーヒーも飲まずに 戻ってきた。
彼も 長距離の乗客を逃したくないのだ。

150ユーロの根拠を聞くと、ひまわり畑は 反対方向で
この距離とコルドバまでの距離は なんとかで 1kmあたりいくらを掛け合わせると、
150ユーロだ と言うのだ。

ボクの負けです。
現金は足りないので、クレジットカードでどうか?
と聞いたが、ダメだった。
ボクに 銀行のキャッシュコーナーを知らせて、今度こそコーヒーを飲みに行った。

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